東海エリアの特徴的な花火
東海エリアの花火大会は全国的にもレベルが高いと言われています。
その中でもこの地方ならではの特徴的で評判の高い魅力的な花火をご紹介します。
★大玉
日本の花火玉は尺貫法の寸約3.3cmを基準として造られています。
例えば、3号(三寸)10号(尺玉)などと号数で呼ばれることが多くあります。
号数による打ち上げの到達高度や開花の大きさは、作者や玉の種類などによって微妙に前後するようです。
大玉の日本一は新潟県「片会まつり」の四尺玉。
この地方近郊エリアにも尺玉がウリの大会が多数見られます。
もう一つ有名なのが「蒲郡まつり」の正三尺玉。
一つの大会で3発もの打ち上げは全国的にも珍しいスケールです。
直径約650mもの大輪1発ごとに違う美しさ、花火職人の技に感動しちゃいます。
★金魚花火
金魚花火は、岡崎市祐金町が発祥と言われる全国的にも珍しい花火です。
水中に投げられた筒から赤、緑、銀の光がバチバチと音を立てながら広がり、その様子がまるで金魚が泳いでいるかのようなのでこの名がついたとのこと。
鉾船(ほこ)から放たれ川面を泳ぐ「金魚花火」は風情があり、特に有名な岡崎の夏の風物詩です。
★海上自爆
海上自爆は、海上ならではの地の利点を活かしたスケールの大きい花火です。
移動する高速船から点火した花火玉を投げ込む演出は見る者を魅了します。
水面に広がる半円形の炎の花とすさまじいまでの瀑圧がこの花火の醍醐味。
東海エリアの海上自爆で有名なのが「熊野大花火大会」
三重県熊野灘400m沖合いに浮かべた鉄骨製のイカダに約250kgもの三尺玉を爆発させるというのですから想像を超える迫力。
この半円花火の美しさは半端ではありません。
★手筒花火
手筒花火は、打ち上げ花火の華やかさとはまた違う醍醐味を見せてくれる花火と人が一体となった熱いパフォーマンス。
江戸時代から三河地方に伝わる手筒花火は、竹筒、紙筒に荒縄を巻きつけて着火するという豪快な花火。
豊橋の吉田神社が発祥の地と言われ、同神社の例祭「豊橋祇園祭」や「豊川市民まつり 豊川手筒まつり」などで見ることができます。
徳川家康による鉄砲隊の火薬製造の流れを受け継いだ門外不出の伝統花火で、噴き上がり、降り注ぐ無数の火の粉を恐れることなく、
花火の筒を人が抱える勇ましさは感動ものです。
★メロディ花火
メロディ花火は、最近東海エリアでも人気の音楽花火。
コンピューター制御により、花火の動きと音楽がシンクロるすとってもドラマティックな花火です。
選曲は、クラッシックからポップまで各大会が独自にセレクト。
曲をただ流すだけではなく、音の強弱に合わせ、複雑で微妙な花火の連続点火をコンピューターが可能にします。
★ナイアガラ
ナイアガラは、仕掛け花火の代表格。
花火大会のフィナーレに登場することが多い観衆のお楽しみです。
長いロープに細い管を等間隔で吊り下げ、水上に張ったところに導火線で一斉に点火します。
ナイアガラの魅力は、視界に入りきらないくらいのワイド感。
大規模なもので全長約2000mという迫力です。
ナイアガラ・・その名の通り瞳に焼きつくような輝きを放ちながらサラサラと火の子が流れ落ちる光の滝です。
花火の種類
★割物
割物は日本を代表する花火。
球状の容器を割ることで星を四方に飛ばし、丸く花を開かせます。
基本形には、「菊」と「牡丹」があります。
種類:菊、牡丹、錦
【菊】
ぱっと花が開いたら、星が中心から尾を弾きながら球状にスーッと広がっていきます。
【牡丹】
菊との違いは、元となる星の違い。
菊とは正反対で、尾を引かず初めから丸く一斉に輝きながら開きます。
【錦】
菊型花火を金色にしたもの。
尾を引きますが、半割物の錦冠(にしきかむろ)よりも短いものです。
★小割物
小割玉と呼ばれる小さな花火が大きな玉皮の中にたくさん入れられている花火のこと。
種類:千輪菊
【千輪菊】
玉が開いた瞬間に音をたて、しばらくしてから小さな花が一斉に咲く。
★半割物
開いた時に花弁や芯を形つくる花火の要部分(星)の大きい物を使い割薬を弱くすることで比較的長い時間燃える花火のこと。
種類:錦冠(にしきかむろ)、椰子
【錦冠(にしきかむろ)】
金色の星が大きく開き、その後長くゆっくりと垂れて落ちる花火。
しだれ柳とも呼ばれます。
【椰子】
その名の通り、椰子の葉のように太く大きく花弁が開く花火。
基本的には金色で色のついたものや音の出るものなど様々な趣向を取り入れたものがあります。
★仕掛け花火
種類:枠物、枠仕掛け、張り物仕掛け
【枠物、枠仕掛け】
短い間隔で色火を連結させ線を現し、風景、人物、文字をイルミネーションのように描く花火。
【張り物仕掛け】
この張り物仕掛けで代表的なものが、ご存知「ナイアガラの滝」
細長いパイプに火薬を詰め、ワイヤーに等間隔で吊るし、一斉に点火します。
「富士山」と呼ばれる、中央2ヶ所をクレーンなどで山型に吊り上げたものは、この張り物仕掛けのバリエーションの一つです。
★スターマイン、ワイドスターマイン
スターマインとは、ある決まったテーマを表現する連射連続花火のこと。
花火の種類と言うよりも打ち上げ方法の一つになります。
多数の花火を組み合わせて連続的に打ち上げるものです。
一ヶ所だけでなく、さらにこのスターマインを多数組み合わせて一斉に打ち上げるのがワイドスターマインです。
★型物
アルファベットやハートなどの文字や絵などを描く花火。
二次元的な形態の花火で、見る角度によってはその型に見えないこともあります。
シーズンごとに新作物として、キャラクターや蝶やひまわりをかたどったものも型物の部類に入ります。
★ポカ物
花火のパーツを包みこむ球状の容器の合わせ目から、パカッと割ることで星や細工を放出するタイプのもの。
割薬の量が少なく花火の広がりは狭いものの、それぞれが回転しながらランダムに飛び散らせたり、色の出る火薬で直線的な動きを表現したりと多彩な工夫ができます。
★昇り曲付き、昇り曲導付き
玉が上昇する過程で様々な現象を表現するタイプのもの。
玉の外側に小型の花火を装着させ、音の出る小花を演出したりとバリエーション豊富な花火です。
花火大会の注意事項
花火大会は、日本の夏の風物詩として外せない楽しいイベントですが、それゆえ、どこに行っても人も車も大渋滞します。
また、花火や混雑には危険も伴います。
このページでは、花火大会を楽しむために注意したいことをまとめてみました。
楽しい夏の思い出作りにお役立て下さい。
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